祖母の葬儀

祖母が7月17日の午後6時45分に息を引き取った。
93歳だった。17日の午後に見舞いに行ったときにはまだ生きていてもう駄目だろうとは思っていたがついに夕方に亡くなってしまった。
苦しむこともなくまるで眠っているようで
「老衰」ということだった。
家族は病院の霊安室に祖母の遺体と共に入っていった後、しばらくして五条のブライトホールというホールに車で行った。
18日は仕事を休ませてもらったが上司の口の利き方はまるでなっておらずふてぶてしい限りだった。
程度が悪いというか馬鹿としかいいようがない。

その日はブライトホールでお通夜があるまでに葬儀の段取りを行った。
祖母の遺体は葬儀屋の人が着物を着せてくれた。
実に上手に着せてくれるので感心させられる。
まさに職人技だ。

夕方には妹夫婦がやって来た。子供がいたので賑やかだった。
本来ならお通夜というのは一泊するそうだが今の時代、すぐに帰るそうだ。

今日は葬儀の本番で朝からブライトホールに向かった。
家族だけの葬儀なので人数は少ない。

焼香とお経がを読み終わった後、全員で花を棺桶に入れた。好きな食べ物も入れておいた。
身体は冷たく、入院している時と同じだ。
ずっと泣かなかったがさすがに遺体を間近に見ると自然に涙が出る。

それから遺体を乗せて将軍塚まで向かった。
ブライトホールは大勢の人達でごった返していた。
とてもじゃないけど葬儀の雰囲気ではなかった。
13時過ぎに祖母の遺骨を拾った。
遺骨は綺麗だった。

その後、ブライトホールに戻り、お経を読んだ。
お通夜と葬儀にお通夜の前と何度、お経を読んだかしれない。
さすがにくたびれた。

午後の3時過ぎに料理屋に移り、みんなで食事をして解散した。
食事は旨かった。

人生初めての身内の葬儀、くたびれた。
祖母には今まで面倒見てくれてどうもありがとうございましたと言ってあげたい。
孫として自分はやるだけのことはやったし悔いはない。